スタッフブログ
こんにちは、竹内です
やっと涼しくなり、ウォーキングに適した季節になりました。
ちょっと遠出して河津へ行ってきました。
まず最初に古代より鎮座する川津来宮神社、別名杉桙別命(すぎほこわけのみこと)神社へ行きました。熱海の来宮神社は有名ですが河津にも来宮神社があるんですね。
お祭りの準備でしょうか・・・ 人が大勢集まっています。
あっ桜ちょっと嬉しくなりました。
地元の人に河津桜の原木が近くにあると教えてもらい、行ってみることにしました。
昭和30年頃、この家のご主人が河津川沿いの冬枯れした雑草の中に桜の若木を偶然見つけ、庭先に植えたそうです。約10年後の昭和41年1月にやっと花が咲き、この家の屋号から「小峰桜」と呼ばれて親しまれていましたが、その後新種と分かり昭和49年に【河津桜】と命名されたそうです。
偶然見つけなければ河津桜は存在しなかったかも・・・
今は多くの人に愛され、美しい花を楽しませています。
カーネーションが咲いています。
河津はカーネーションも有名です。
一杯咲くと綺麗でしょうね
またまた地元の方に、山岡鉄舟書ののぼりが揚がるよと教えて頂き、急ぎ来宮神社へ
丁度揚げているところでした。
大きなのぼり‼
なぜ江戸無血開城の立役者で明治天皇の教育係を務めた剣豪、山岡鉄舟が河津に???
疑問に思っていると、静岡市や埼玉より来た鉄舟の会の方々に色々と教えて頂きました。
2本の20mの杉の竿にのぼりが揚がりました。
【惟誠為至極】
-おもうにまことはしごくたりー
【惟中為至正】
-おもうにちゅうはしせいなりー
誠の心と心のぶれない中心が大切であることを意味するそうです。
村人が「名の知れた人の書いた大のぼりを作ろう」と語り合っていたところ、皇居二重橋の改修工事に使う 伊豆石を切り出すために滞在していた方が、幕臣で書家としても名高い鉄舟と親交があると聞き、お願いした そうです。
明治15年に村人が東京へ出向き、書いてもらい、お礼に木炭50俵を贈ったそうです。
当時、荷車で東京まで大変だったでしょうね。
河津の宝だと熱く語っていました。
この字も鉄舟書です。
貴重なものを見せて頂きました。
来宮神社には古くから来宮様の大クスと呼ばれた、樹齢1000年以上と推定される楠があります。
昭和11年に国の天然記念物に指定された、樹高24m、幹周り14mの大きな楠の御神木です。
幹が顔に見えるのですが・・・ずっと河津を見守って来たのですね
てくてくと川沿いを歩いて涅槃堂に着きました。
80歳で生涯を閉じたお釈迦様を表した像で、全長2m58cmも有ります。。
ヒノキの一本造りで漆箔が施された貴重な仏像だそうです。
横になっているお釈迦様は私も初めて見ました。
ちょっと圧倒されました。-合掌ー
峰温泉大噴湯公園に着きました。
大勢の人が温泉が噴き上がるのを待っています。
奈良時代に有った霊泉「花田の湯」の復興を願って幾人もの人が堀削を試みても成功しませんでしたが、ついに大正15年に噴き上げ、今日まで絶えることなく毎分600リットルの温泉を自噴しているそうです。今は周りに配慮して、1時間に1度と決めていますが噴き上げ口を絞らなければ、いつでも100℃の温泉が地上約30mに達するそうです。
あっ噴き上げました‼
すご~い
青い空に蒸気が溶け込み綺麗でした。
又てくてくと山を登り、バガテル公園に着きました。
バガテルとはフランス語でささやかで優雅と言う意味だそうです。
パリのブローニュの森にあるバガテル公園と姉妹園でフランス庭園のローズガーデンです。
特別企画で馬が放牧されていました。
やっぱり人参が大好物です。
おっかなびっくり触らせてもらいました。
優しい目をしていました。
わーバラが綺麗
1100品種6000株のバラがあるそうです。
11月30日まで秋バラフェスタを開催しています。
ガバテル公園を後にして、創建1319年で700年の歴史を持つ古刹、またの名を河童の寺と呼ばれる栖足寺、徳川家康の側室お万の方の女駕籠が残る乗安寺などをめぐりやっと河津駅へつきました。
伊豆の踊子が迎えてくれました
親切で優しい河津の皆さんありがとうございました。
極早生の甘いみかんとカーネーションを買って帰途に着きました。